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カーボン郡 (ペンシルベニア州) : ウィキペディア日本語版
カーボン郡 (ペンシルベニア州)[かーぼんぐん]

カーボン郡()は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州の東部に位置するである。2010年国勢調査での人口は65,249人であり、2000年の58,802人から11.0%増加した〔Quickfacts.census.gov - Carbon County - accessed 2011-12-06.〕。郡庁所在地ジムソープ・ボロ(人口4,781人〔American FactFinder - Jim Thorpe, Pennsylvania - accessed 2011-12-06.〕)であり、同郡で人口最大の都市はリーハイトン・ボロ(人口5,500人〔Quickfacts.census.gov - Lehighton, Pennsylvania - accessed 2011-12-06.〕)である。
カーボン郡はリーハイ・バレーの北縁にあり、炭田地帯にあると見なされている。ただし、東部と北東部はポコノ山地にあると考えられる。パーマートンやリーハイトンのある下流地域はブルー山の北にあるにも拘わらず、リーハイ・バレーにあると考える者もいる。
== 歴史 ==
カーボン郡は1843年3月13日にノーサンプトン郡モンロー郡の一部を合わせて設立された。郡名は地域に莫大な石炭が埋蔵されていたことから名付けられた。
郡内初の開拓地は1745年に設立されたモラヴィア兄弟団のグナーデンヒュッテンだった。12人のモラヴィア宣教師は、ニコラウス・フォン・ツィンツェンドルフ伯爵の庇護下で宗教的に寛容な場所として知られたドイツのヘルンフートの故郷を離れて、ペンシルベニアの荒野まで海を渡り、アメリカでレニ・レナペインディアンのみじめな状態に深く心を動かされた。グナーデンヒュッテンは現在のリーハイトンの場所にあり、社会の単純さの範例となった。そこには多くのレニ・レナペ族とマヒカン族が住んでいた。伝道所は静かで粗末で目立たない場所にあり、インディアンの家を使った。カーボン郡の荒野は大変危険なところだったが、モラヴィア宣教師団は不屈に地域の原生地を旅した。1752年までに敵対関係が強くなり、グナーデンヒュッテンは攻撃される危険性があったが、宣教師団の敬虔なはたらきは注目を浴びないではいなかった。単純なモラヴィアの率直さと熱心さが、ペンシルベニア・インディアンの多くの部族から尊敬を勝ち取り、1755年まで事故も無く暮らすことができた〔Rebecca M. Rabenold-Finsel, Carbon County: Postcard History (South Carolina: Arcadia Publishing 2004), 9.〕。

1870年代、郡内ではアイルランド系の移民による秘密結社モリー・マグワイアズが地域でテロ行為を働いたとして告発され、裁判と処刑が行われた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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